家財の火災保険って必要?家財保険について詳しく解説

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※下記内容は火災保険の一般的な内容について説明しております。補償内容は各保険会社によって異なります。

【1】そもそも家財って何?ほんとに必要?

家財保険は必要?

持ち家の場合は、間違いなく必要です。万が一の際に建物のみを補償対象としていると、失ってしまった家財は自己負担となる可能性が十分に考えられます。火災保険の見直しや加入の際は、ぜひ建物と家財をセットで加入をしましょう。

家財の範囲

火災保険で家財の対象となるのは、基本的に電化製品、家具、衣類、食器などの生活に欠かせない「動かすことができるもの」です。引っ越しのときに持ち運んでくるものをイメージするとよいと思います。「動かすことができるもの」なので、エアコンや浴槽、調理台などの建物に取り付けてあるものや建物に固定してあるテレビアンテナなどは家財ではなく建物の方で補償されます。

意外と高額?保険金額の設定について

家財の保険金額は、一般的には持っている家財を全て買い直すのに必要な金額で設定するのがおすすめです。火事で全焼するなどして家財を全て失ってしまった場合に買い直すことができるように設定します。なお、それより大きな金額で設定していても実際の被害額までしか保険金が支払われないので保険料の無駄払いとなります。

 

【2】家財保険の補償内容

火災以外の事故にも対応可能

 

【3】家財保険の事故例

・パソコンに飲み物をこぼして壊してしまった

・大掃除や模様替えのときに机が家電にぶつかって壊してしまった

こんなのも家財保険で補償できるの?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

▼破損・汚損に関する詳細はこちらをご覧ください。

火災保険の「破損・汚損」は必要?

 

【4】地震による損害は?

地震保険は、地震等を原因とする火災・噴火・津波による家財の損害を補償する保険です。

地震等による家財の損害は、タンス等が倒れて破損した場合のほかに、ストーブが転倒したことで火災が発生し家具が燃えることなども想定されます。地震等を原因とする火災については、火災保険にプラスして地震保険に加入していないと補償されないためご注意ください。

 

【5】家財保険に入った方が良い人

賃貸住宅にお住まいの場合

賃貸住宅にお住まいの方は必ず家財保険への加入が必要です。

大家さんは、賃貸住宅を貸す際、入居者に、大家さんに対する損害賠償責任を補償する保険=借家人賠償責任保険の加入を義務付けています。しかし、借家人賠償責任保険は単独の保険としては販売されておらず、家財保険のオプションとして販売されていることから、賃貸住宅に入居する条件として、大家さんは入居者に対して借家人賠償責任保険付き家財保険の加入を義務付けています。

小さい子どもがいるご家庭

小さなお子さんがいる家庭では、日常的にハプニングが発生します。

たとえば、テレビにおもちゃをぶつけたり、ときには壁に落書きをしたりすることもあるでしょう。家具や電化製品の修理代金は、意外と高額です。さらに買い替えとなると急な出費に家計が圧迫され、気持ちまで落ち込んでしまうかもしれません。

そんなときにも、破損・汚損で損害をカバーできれば、家計への負担を少なくできます。さらに破損・汚損は何度利用しても保険料が上がることがないので、保険を使用するデメリットもありません。

 

【6】家財保険の見積に必要な情報

見積に必要な事項は以下のとおりです。

建物の構造、面積、建物の所在地、新築年月(建物が完成した年月)、ご家族構成、世帯主の方のご年齢

 

【7】まとめ

火災保険=建物の補償と思われがちですが、家財専用の補償も用意されています。被災後に家具や電化製品を買いなおすのは非常に負担が大きいので、家財保険に加入して補償を事前に得ておくことをおすすめします。ただし補償を付加することで、火災保険料が高くなってしまうのがネックですよね。家計と貯蓄金額と相談しながら、家財保険に加入して補償を得るかを判断しましょう。

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