平均寿命と健康寿命について~事前に知って対策を打とう!~

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この記事では、よく聞く「平均寿命」と「健康寿命」について説明し、「健康寿命」を伸ばす取組と万一のときの「対策方法」の紹介をします。

【1】平均寿命とは

日本人の「平均寿命」は年々延伸し、今ではよく「人生100年時代」と言う言葉を耳にするようになりました。ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。

そんな中で、よく聞く言葉の「平均寿命」。そもそも「平均寿命」とは何でしょうか。

「平均寿命」とは「0歳における平均余命」のことで、厚生労働省の調査では、2021年の男性の平均寿命は 81.47年、女性の平均寿命は87.57年となり前年と比較して男は 0.09年、女は0.14 年下回りました。平均寿命が前年を下回るのは、東日本大震災の影響を受けた2011年以来となっており、厚生労働省の分析では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等などの死亡率の変化が平均寿命を縮める方向に働いているとのことです。

直近の結果では前年の平均寿命を下回ってしまったものの、日本の平均寿命は明治時代では40歳代前半でした。男女共に50歳を超えたのは1947年頃、75歳を超えたのは1986年です。寿命は短期間で飛躍的に延びました。

 

【2】健康寿命とは

一方、健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいい、2019年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています。2001年から男性の方が女性より健康寿命は延伸しており、男女差も若干縮小しています。

自立した生活を送れる期間「健康寿命」が、平均寿命より男性は約9年、女性は約12年も短いことになります。これは支援や介護を必要とするなど、健康上の問題で日常生活に制限のある期間が平均で9~12年もあるということです。日本は世界的な長寿国といわれていますが、平均寿命と健康寿命の差は決して小さくなく、健康寿命をいかに延ばすかが大きな課題となっています。

 

【3】健康寿命を延ばすためには

健康寿命を長くするためには、健康的なライフスタイル、正しい健康管理などが必要不可欠です。

例えば、定期的な体重測定などの健康管理を実施することで、健康上の問題を早期発見し、不要な問題を未然に防ぐことができます。一方で、運動、健康食品、ストレスの管理など、他のライフスタイルを見直すことも大きく関与します。

 

【4】おすすめはウォーキング!

例えば簡単にできることであれば、毎日の運動からスタートしてみてはいかがでしょうか。

歩き方や運動強度、頻度や時間を考慮して「歩く」活動を行うことで、健康推進や、生活習慣病の予防となります。ウォーキングは、障害が生じる危険度も少なく、老若男女問わずに行える運動です。これから運動を開始するという方でも、抵抗感なく継続して取り組みやすい運動のひとつではないでしょうか。

ウォーキングは酸素を身体に取り入れながら行う有酸素運動であり、長く続ければ続けるほど、脂肪をエネルギーとして燃焼しやすくなります。脂肪が減少することにより肥満も解消され、代謝がよくなることで血中脂質や血糖値、血圧の状態の改善にも有効です。心肺機能の維持・改善の効果もあるそうです。

歩くことで荷重がかかり、骨に刺激が加わるので、骨の強さが増しやすく、骨粗しょう症予防にもよいといわれています。

また、ウォーキングには快感ホルモンの分泌を促し、精神的な緊張や抑うつ、敵意、疲労、混乱などのマイナスの感情は低下し、プラスの感情である活力が上昇するという感情への効果も報告されています。脳の血行もよくなり、脳の活性化が促されることで認知症のリスクを低減させるという報告もあります

健康寿命を長くして、一生を安心して楽しめるためには、自分自身の健康管理がとても重要です。そして、平均寿命が高い国では、より長い健康寿命を達成する可能性があります。この健康寿命を最大限に活用することができれば、非常に幸せな人生を送れるのではないでしょうか。

 

【5】もし病気やケガで入院したら?

病気やケガは、運動や食事など自分でしっかり気をつけていても突然襲ってきてしまいます。もし入院してしまうと、平均してどの程度入院期間があって、どの程度の費用が発生してしまうのでしょうか。

 

入院した場合、入院日数は何日くらい?

平均在院日数は32.3日!(公益財団法人生命保険文化センター調べ)

厚生労働省の調査では1984年時点では平均入院日数は54.6日だったそうです。以前に比べると短期化されてはいるものの、まだ約1か月程度の入院日数が平均的という結果です。約1か月も自宅から離れると家事、ペットのことなども心配ですね。

 

入院したときにかかる費用はどれくらい?

入院したときに係る費用を表す表

引用:公益財団法人生命保険文化センター

入院時の自己負担費用の平均は約20万円!(公益財団法人生命保険文化センター調べ)

なんと、一回の入院したときにかかる費用は平均して19.8万円との結果でした。一回の入院で5万円未満の方もいれば、100万円以上の方もいますが、グラフを見ると、かかった費用の割合が20万円以下で約70%程度を占めています。20万円をひとつの目安として考えるのがよさそうです。

1日あたりの入院費用(自己負担額)はどれくらい?

1日あたりの入院費用(自己負担額)

1日あたりの入院費用(自己負担額)

 

引用:公益財団法人生命保険文化センター

1日あたりの入院費用の平均は約2.1万円!(公益財団法人生命保険文化センター調べ)

1日あたりの入院費用の平均は20,700円となっています。入院のときに必要なものは実は結構あるのではないでしょうか。

例えば、

パジャマ

箸・スプーン・フォーク

飲料用コップ

歯ブラシ・歯磨き粉

シャンプー・リンス・ボディーソープ・スポンジ

ドライヤー

タオル

ティッシュペーパー

など、多くのものが必要となりそうです。

他にも個室が良い場合は差額ベッド代の費用も発生します。治療費以外にもかかってくる費用は意外と多そうです。

 

上記の数字はあくまでも平均なので、もっと費用が少ない方もいれば、もっと費用が高い方もいると思います。入院日数は短期化してきたとはいえ、まだまだ費用はかかりそうなのが実情です。

 

【6】備えあれば憂いなし。健康をサポートする保険も

万一のことが起きてしまって入院してしまったときに役に立つのが「生命保険」や「医療(入院)保険」。

今は健康増進型保険というものがあり、非喫煙者は保険料が安くなったり、健康チャレンジ祝金がある保険もあります。健康志向の高い人には「健康を維持するモチベーションアップ」にも繋がりおすすめの保険です。また、歩くと保険料の一部が返ってくる健康づくりを応援する「医療(入院)保険」もあり1日平均8,000歩以上歩くと、半年ごとの達成状況に応じて2年後に所定の健康増進還付金を受け取ることができます。

その他にも、使わなかった保険料が戻ってくる「医療(入院)保険」や、ペット預入費用は、飼い主さんの入院中から退院後30日まで、ペットホテルやペットシッターに愛犬を預ける費用をサポートする「医療(入院)保険」もあります。今は本当に様々な保険があり自分に合った保険を見つけるのもなかなか難しいですね。

 

【7】まとめ

お客さまひとり一人さまざま考え方があるように、保険もお客さまにあった商品をサーラフィナンシャルサービスが見つけてご提案します。保険と聞くと「難しいな~」、「面倒くさいな~」と敬遠しがちですが、人生100年時代の頼れる相棒として「保険」を選択肢に追加されてみてはいかがでしょうか。

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